英語レベルチェックを無料で3分。CEFRと英検レベルの目安つき
英語レベルチェックを無料で受けられます。10問3分の英語レベル診断でA1からC2を判定し、英検やTOEICのおおまかな目安、レベル別の語彙目標と一週間の型までまとめました。
レベルがわからないまま勉強すると、時間だけが減っていく
英語の勉強でいちばん多い失敗は、やる気が足りないことではありません。自分の位置を知らないまま教材を選んでしまうことです。
書店の棚を思い出してください。「中学英語からやり直す」と「TOEIC800点突破」が、ほとんど同じ場所に並んでいます。どちらが自分に合うのかは、表紙を見ても判断できません。だから多くの人は、なんとなく難しそうなほうを選びます。難しいほうを選ぶのが真面目な態度に見えるからです。
そして3週間後に止まります。理由はいつも同じです。1ページに知らない単語が並びすぎると、勉強ではなく辞書引きの作業になるからです。
逆もあります。すでに知っている構文の練習問題を100問やって、達成感だけが残るパターン。手は動いていますが、伸びてはいません。
ちょうどいい難しさの幅は、思っているより狭いです。だから最初にやるべきなのは、教材を選ぶことではなく、自分がどのあたりにいるかを確定させることです。英語レベルチェックは、そのための3分です。
CEFRのA1からC2は、それぞれ何ができる状態か
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)は、語学力を6段階で表す国際的なものさしです。点数ではなく「何ができるか」で区切るのが特徴で、日本でも英検やTOEICの成績表にCEFRの目安が併記されるようになりました。
A1(入門) 自己紹介ができます。名前、出身、仕事、好きなものを短い文で言えます。相手がゆっくり話して言い直してくれれば、やりとりは成立します。
A2(基礎) 買い物、道案内、注文、簡単な予定の相談ができます。週末にしたことを短く話せます。ただし話題が身近な範囲を出ると、すぐ止まります。
B1(自立の入口) 旅行中に起きたトラブルを自分で説明して解決できます。仕事の内容を人に説明できます。海外ドラマは字幕があれば追えます。
B2(自立) 会議で意見を言い、理由を添えて反論できます。ニュース記事を辞書なしで読み通せます。ネイティブ同士の雑談は、速さと省略のせいでまだ取りこぼします。
C1(熟達の入口) 遠回しな言い方や皮肉が伝わります。長い文章を要約して、自分の言葉で組み立て直せます。相手や場面に合わせて言い方を変えられます。
C2(熟達) 専門外の話題でも、細かいニュアンスまで含めて自然に扱えます。ここは勉強量というより、英語で過ごした時間の量が決める領域です。
学校で文法の土台は入っているのに、使う量が足りていない、という状態は珍しくありません。この場合に必要なのは新しい文法書ではなく、すでに知っている形を口と耳で回す回数です。自分がその状態にいるのかどうかも、レベルを見れば判断できます。
英検とTOEICでいうと、どのあたりなのか
日本で英語レベルチェックを探している人がいちばん知りたいのは、たいていここです。B1と言われてもピンと来ないけれど、英検の級なら体感でわかる、という感覚はごく自然です。
先に注意を書きます。下の表はおおまかな目安で、公式な換算表ではありません。英検、TOEIC、CEFRは測っている技能の組み合わせも出題形式も違うので、1対1で置き換えられるものではありません。正確な対応が必要なときは、各試験の運営団体が公開している資料を見てください。
| CEFR | 英検の目安 | TOEIC L&Rのおおよその範囲 |
|---|---|---|
| A1 | 5級から4級あたり | 200点台まで |
| A2 | 3級から準2級あたり | 300点台から400点台 |
| B1 | 準2級から2級あたり | 500点台から700点前後 |
| B2 | 2級から準1級あたり | 700点台から850点前後 |
| C1 | 準1級から1級あたり | 900点前後から上 |
| C2 | 1級より上の領域 | この試験では測りきれない範囲 |
この表の使い方は一つだけです。教材の難易度を選ぶ入口として使うこと。履歴書に書ける数字にはなりません。
級とCEFRがきれいに重ならないのは、たとえば英検2級のようにB1とB2の両方にまたがる級があるからです。同じ級の合格者でも、読む力に寄っている人と話す力に寄っている人で、実際にできることは違います。だから表の上では幅を持たせるほうが正直です。
無料の英語レベルチェックはどう動いているのか

このサイトの無料の英語レベルチェックは、10問で終わります。所要時間は約3分。登録もメールアドレスも要りません。最後の問題に答えた瞬間に、CEFRのレベルが表示されます。
10問と聞くと少なく感じるかもしれません。ここには設計上の理由があります。
配点が問題ごとに違う
10問はA1からC2まで難易度順に並んでいて、正解したときの点数が問題ごとに変わります。
A1レベルの問題は1点。A2は2点、B1は3点、B2は4点、C1は5点、そしてC2の問題は6点です。満点は31点になります。
この仕組みだと、簡単な問題を全部当てても点は伸びません。結果を動かすのは、上の帯の問題を取れたかどうかです。be動詞や現在形をすべて正解しても、仮定法や倒置に手が届かなければA2やB1で止まります。逆に、うっかりミスで簡単な問題を1問落としても、上が取れていれば結果はほとんど変わりません。
つまりこのテストは「何問正解したか」ではなく「どの高さまで届いたか」を見ています。10問で足りるのはそのためです。
点数とレベルの対応
判定のしきい値は固定です。
- 3点以下: A1
- 8点以下: A2
- 14点以下: B1
- 21点以下: B2
- 27点以下: C1
- 28点以上: C2
自分の点数を覚えておくと、次に受けたときの比較が楽になります。レベル名が同じでも、帯の中で上がっているかどうかは点数でわかります。
3分で終わるようにしてある理由
問題数が多いテストのほうが精度は上がります。それは事実です。ただ、50問のテストは途中でやめられます。20問目あたりで集中が切れて、残りを勘で埋めた結果は、10問を真面目に答えた結果より役に立ちません。
3分なら、電車を待っている間に終わります。そして最後まで終わったテストの結果だけが、次の行動につながります。
このテストが測るもの、測らないもの

ここははっきり書いておきます。
このテストは文法中心の判定です。文の形を選ぶ問題で、時制、可算と不可算、前置詞、条件文、動名詞、倒置といった構造の理解を見ています。
測っていないものが3つあります。
話す力。 口が動くかどうかは一切見ていません。文法問題でC1が出ても、自己紹介で詰まる人はいます。その逆もあります。
聞く力。 音声は使っていません。会話の速さ、音のつながり、省略に耐えられるかは別の話です。
書く力。 白紙から自分で文を組み立てる作業は含まれていません。選択肢から選ぶのと、ゼロから書くのは違う能力です。
そして、これは証明書ではありません。学校や職場に提出できる資格ではないし、英検やTOEICの代わりにもなりません。役割は一つで、いまどの棚の教材を開けばいいかを決めるための出発点です。
話す力については別の練習が必要です。相手を見つけるのが難しい環境では、AIを相手に音声でやりとりできるアプリを使う人も増えていて、VocaFlare AI もその一つです。どの方法を選ぶにしても、判定結果と話す練習は分けて考えたほうが健全です。
結果が出たあとにやること
レベルが出た時点で、選択肢は一気に狭まります。ここからは具体的な数字で話します。
レベルごとの語彙のボリューム

CEFRの各レベルには、対応する語彙のかたまりがあります。このサイトの単語リストはCEFR-J Vocabulary Profile v1.5(A1からB2)とOctanove Vocabulary Profile(C1とC2)をもとにしていて、内訳はこうなっています。
- A1: 1,060語
- A2: 1,240語
- B1: 2,139語
- B2: 2,415語
- C1: 912語
- C2: 874語
合計8,640語です。
この並びを見ると、勉強がどこで重くなるかがわかります。A1とA2を足しても2,300語ほど。ところがB1に2,139語、B2に2,415語が待っています。B1からB2までの区間だけで、A1とA2の合計を超えるわけです。
多くの人がB1で止まったと感じるのは、実力が伸びなくなったからではありません。単純に、この区間がいちばん長いからです。
たとえばB1の単語リストにある2,139語を、1日20語のペースで進めると約107日。4か月弱です。1日10語なら7か月かかります。
数字を先に見ておく価値はここにあります。3週間で終わらないことに落ち込む代わりに、最初から4か月の話だと知っていられます。
一週間の型

レベルが決まったら、あとは配置の問題です。どのレベルでも使える型を置いておきます。
月・水・金(15分) 自分のレベルの語彙。新しい語を10語から20語入れて、前回の分を単語カードで復習する時間にあてます。注意力が新しい朝のほうが定着します。
火・木(10分) 一つ下のレベルの素材を読む、または聞く。辞書を引かずに進める素材です。速さと自動化のための時間で、新しい知識を増やす時間ではありません。
週に1回(20分) 声を出します。ひとりでも構いません。その週に入れた語を使って、自分のことを3分話してみる。詰まった場所が、次の週の課題になります。
土曜(5分) その週に間違えた語だけを見直します。ほぼ全員が飛ばす手順で、いちばん効果が大きい手順です。
合計で週2時間を切ります。狙いは強度ではなく、機嫌の悪い日を生き延びる設計にすることです。
レベル別に、次の一歩を一つだけ
A1とA2の人 文法書を買い足さないでください。必要なのは頻出語です。A1の1,060語を確実にするほうが、時制の一覧表を眺めるより効きます。
B1の人 ここがいちばん長い区間です。学習用に作られた素材から本物の素材へ移る時期でもあります。字幕つきのドラマ、興味のある分野のポッドキャスト、短いニュース記事のどれかを毎週触ってください。
B2の人 語彙の量より、精度と自然さが課題になります。同義語の使い分け、よく一緒に使われる語の組み合わせ、フォーマルとカジュアルの差。ここから先は「間違っていない英語」ではなく「その場に合う英語」の練習です。
C1以上の人 10問のテストで測れる範囲を出ています。ここからは勉強時間ではなく、英語で過ごす時間の量が伸びを決めます。
よくある質問
英語レベルチェックは本当に無料ですか
無料です。登録もメールアドレスの入力も要りません。10問に答えると、その場で結果が出ます。
どれくらい時間がかかりますか
約3分です。10問なので、答えに迷わなければもっと短く終わります。
結果は英検やTOEICのスコアの代わりになりますか
なりません。このテストはCEFRの目安を返すだけで、証明書ではありません。スコアや級の証明が必要な場面では、公式の試験を受けてください。
何点からB2になりますか
31点満点のうち15点から21点でB2です。22点から27点でC1、28点以上でC2になります。配点は問題の難易度に応じて1点から6点まで変わります。
何回も受けられますか
受けられます。ただし同じ日に繰り返すと問題を覚えてしまうので、意味のある比較にはなりません。次に受けるのは1か月から3か月あとにしてください。
思ったより低いレベルが出ました
文法中心の10問なので、読む力や話す力が結果に反映されていない可能性があります。それでも、出たレベルの教材から始めて損はありません。簡単すぎる素材は数日で追い抜けますが、難しすぎる素材は数週間を溶かします。
テストは答えではなく入口
英語レベルチェックの価値は、レベル名が手に入ることではありません。「何をやればいいかわからない」という状態から抜けられることです。
A2と出たなら、今週やることが決まります。B1と出たなら、これから数か月かかる区間に入ったとわかります。どちらも、棚の前で迷っていた時点より前に進んでいます。
3分あれば結果は出ます。あとはその日の夜に10語だけ入れてください。レベルの話は、そこで終わりにできます。

